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「Laserdyne795+QCWファイバーレーザー」を日本初(*1)導入

2015/04/01

株式会社レーザックス(本社:愛知県知立市、代表取締役社長:近藤恭司)は、世界の航空機部品メーカーに多くの納入実績があるPrima Power社(本社:アメリカ・ミネアポリス)製のレーザー加工設備「Laserdyne795+QCWファイバーレーザー」を日本で初めて導入(*1)しました。

  1. Laserdyne795とファイバーレーザーの組合せで日本初導入

Laserdyne 795+QCWファイバーレーザー 設備概要

  • Laserdyne 795+QCWファイバーレーザー

基本仕様

  • 定格出力:2kW
  • 最大ピーク出力:20kW
  • 稼働ストローク:X2,000・Y1,000・Z1,000・C±450°・D±150°

主な特徴

  • 高いビーム品質とムラのない出力で安定品質
  • 三次元形状部品に高速孔あけ、斜め孔あけ可能
  • 11°~の浅い角度での孔あけ、切断も可能
  • 低電力消費のエコ設計

用途

  • 穴あけ:薄板穴あけ加工、厚板への高アスペクト比穴あけ加工、斜め穴加工など
  • 条件設定により切断、溶接も可能

設備の概要と導入の背景

本機はピークパルス出力20kWのファイバーレーザー発振器を搭載した最新鋭のレーザー加工装置で、航空宇宙分野での使用用途として、ジェット・エンジン(タービン・エンジン)の高温部分で使用される部品の「燃焼器のライナー」や「タービンのブレードやベーン」に対する冷却孔(冷却空気を流す通路)の穿孔に採用されている実績があります。

レーザックスでは従来YAGレーザー加工機で行っていた航空機部品などの受託加工を引き継ぐほか、高いピーク出力を活かした厚板の穴あけ加工、X2,000mmのストロークを活かした大型部品の加工、角度11度から可能な斜め孔あけ加工など、従来機では困難だった加工の新規受注も見込んでいます。また本機導入を機に、既に取得しているNADCAP認証について、対象拡大の取り組みを進めて参ります。